第1夜
夢小説設定
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(世界の鍵ねー)
「すごいじゃないか~ヘブラスカの預言はよく当たるんだから。いやー咲ちゃんには期待できそうだね」
「コムイ…俺帰る…誰か部屋に案内して…」
「戦え。それがイノセンスに選ばれたお前の宿命…宿命なのだ…」
「勝手に宿命とか言ってんじゃねーよ。帰る!これ降ろせ」
「降ろすから…そんな怖い顔しないで」
「咲…お前に神の加護があらんことを…」
「ありがとう(笑)」
逆三角形から降りると、三人が立っていた。
「お帰り…どうだった?」
「シンクロ率の話しだ…」
「はかれないんだって」
「えっ…そんなに高いんさ?」
「知らない…」
「そんなことなんかより、顔青いぞ?平気か?」
「うん…気付いてくれたんだ…」
「んなこと良い。部屋に行くぞ。寝ろ」
「ありがとう」
神田に支えられながら、廊下を歩いて行った。
「神田優しいね…」
「ユウだ…」
「ユウ…」
「何だよ///」
「顔真っ赤」
「お前は真っ青だ」
「…よ…お前じゃない。咲…ちゃんと呼んでよ…」
「…咲///」
「ん(笑)」
「///此処だ…俺は隣だから、何かあったら何時でも来い」
「わかった…」
バタン
部屋の中は、月の光以外光はなかった。
「…っく……ふぇ……」
バン
「だ…れ?」
「…俺に隠れて泣くな…」
「ごめ…ん」
「謝んな…」
月の光に照らされながら、咲は神田の胸で泣いた。
「もう、離して?」
「…」
神田は咲の額に唇をおとした。
「もう…俺に隠れて泣くな…俺以外の所で泣くな…」
「わかった…で、何で俺が泣いてるって分かった?」
「ここの壁は筒抜けなんだよ。薄いからな」
「嘘…」
「本当だ…」
「神田って今何歳?」
「15」
「え…?三年のズレがあったってこと?だから、リナリーの髪が短いのか…そういうことか…あの糞神め」
「で、お前は?」
「13」
「えっ…その容姿でか?」
「何が言いたい…?あ、明日からちょっと鍛錬に付き合って欲しいんだけど」
「別にいいけど」
「本当?ありがと」
「朝の五時に森だ。来なかったら(妖笑)」
「分かった…遅れないようにする…おやすみ」
「あぁ…」
バタン
ベッドの上から月を眺めているうちに、咲は眠りについた。
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