第十四弾
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
だが、雫は少し楽し気に微笑んだ気がした
ハァと息を吐き、座り込んだ
(ちゃんと護っていけるかな…今の俺にそんな力あるのか?)
『雫。僕のになる気はある?』
「無い」
『僕のになったら、怪我しなくて済むよ。それに、恐いでしょ。周りを護っていけるか、誰かを失わずに進めるか…だったら、こっちにおいでよ。雫なら歓迎するよ』
(コイツ、わざと)
ギリッと唇を噛んだ
「あぁ、恐いさ。凄く…白蘭の言うとおり。確かにミルフィオーレにいたら、白蘭が護ってくれるかもしれない。傷つかなくて良い」
悲しみが瞳にあらわれる
「それがどんなに楽で、どんなに嬉しいことでも…俺には、私には駄目なんだよ。隣に恭弥がいて、周りに皆が居なきゃ私の世界は動かない。楽しいと思えない…笑えない。これから、辛いことも苦しいことも数え切れないぐらいあると思う」
瞳は揺れていた
不安、恐怖色々ある
.