第十二弾
夢小説設定
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雲雀がいつも居る部屋に足を踏み入れた
荷物を置き、壁に寄りかかる
力を使いすぎて眠くなる雫
睡魔に身を任せ、眠りについた
どのくらいの時間が経ったか分からない
少しずつ、怒りにも似た気配が近付いてくる
(誰…だ)
意識が少しずつ浮上してくるが、睡魔の方が少なからず勝っている
その為、瞼を開ける力が無い
意識を沈めると、部屋の扉が勢い良く開いたのがわかる
ギュッと体を抱き締められたのを感じ、気配と匂いで誰かわかる
「良かったよ…本当に。今回は哲に感謝しないとね…」
ん?と思い瞼を開けた
「草壁さんが、…言った、の?」
「雫、帰ってきてくれて有難う。そうだよ。君の月って奴と言い合いしてたら、哲が急用で…って僕を呼んで、早く部屋に帰った方が良いことありますよ?とかって僕より下なのに上から目線な感じがして、咬み殺してから来たんだよ。そしたら見事に雫が居て、良いことあったよ」
「一気に喋るなよ…月と言い合いじゃなくて喧嘩でしょ。で、月との喧嘩の理由は?」
「雫の状態教えてくれなかったんだよ。この僕が御願いしてるのにね」
「月と仲良くなれなかったんだな」
「仲良くなんかなりたくないね。僕には雫だけで充分だよ」
「ふふっ。有難う。恭弥、ただいま」
「雫、おかえり」
そう言い合い笑った
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