第十二弾
夢小説設定
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ゆっくり瞼を開けると、雲雀が泣いているのが目に入る
「恭弥…ごめん。こういうことで抵抗しないのは、ある事件をきっかけに…抵抗して、沢山の思いを私は無駄にした。それから抵抗出来なくなった…また人の思いを無駄にするのかと思うと、抵抗出来ない」
「抵抗してよッ…」
あまりにも悲痛な声に、雫は雲雀を抱き締めた
「ごめん…必ず変わるから。待ってて、恭弥」
「雫…」
視線が絡まった
刹那
雲雀から噛みつくようなキス
それを驚きながらも受け止めた
「んんっ、ふぁ……んっ!」
突如入ってくる舌の感触に目を見開いた
逃げようと舌を引っ込ませるが、それを追ってきて絡め取られた
苦しくなり、裾を掴む手に力が入る
だが、それでもやめる気配が無い
手に籠もる力が更に強くなったと思ったら、少しずつ和らいでいく
「恭弥?」
「ごめん…」
「良いよ…私のせいで傷付いたんだから。もう嫌いになった?」
「ならないよ。なるわけないでしょ」
その言葉に満面の笑みを見せ、雲雀を抱き締めた
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