第十一弾
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目を見開き、抵抗を試みるが徐々に目を閉じた
全てを包み込むようなキスだったから、力が抜けた
「無防備過ぎると襲うよ?」
首筋にキスをしながら、雫に言い放った
「恭弥」
「何?」
そう言って顔を上げた雲雀にキスをした
「馬ー鹿。大好きだよ、恭弥」
力無く微笑んだ雫に襲いたくなる衝動を抑え、有難うと笑った
「ねぇ、10年前と今の僕どっちが好き?」
少し真剣な声
「10年前って言ったら?」
冗談半分に言ったら、雲雀は顔を少し歪めた
「哀しいかな」
「クスクス…やっぱり馬鹿だな、恭弥は。10年前の恭弥も今の恭弥もどっちとも雲雀恭弥なんだから好きに決まってんだろ。俺が好きになったのは10年前の恭弥だからじゃなくて雲雀恭弥だから好きになったんだから」
それに虚を突かれた様な表情になり、そして優しく微笑んだ
「何の心配してんだよ。恭弥が嫌いだったら一緒に居ないし、話もしない。好きだから一緒に居たいって思うし、話していたいって思う。傍に居て欲しいっていつも願ってる…」
「雫、安心したよ…今の僕を嫌いだと思ってたから。少し距離を感じたんだ…」
少し哀愁漂う雲雀の頬に手を添えた
「不安にさせてごめん。俺は…否。私は好きだよ。どんな姿であっても雲雀恭弥だから。ちゃんと自信持って。私が貴方に溺れてること知っていて。貴方無しでは生きられないくらい好きなことを…」
「溺れてるのは僕の方だよ…ずっと永遠に傍に居て」
「永久に…傍に居るから」
強く抱き締めあった
.