第十一弾
夢小説設定
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静かに扉を開け、豹の姿の月の寝ているベッドに近付いた
だが、豹の姿をしていなく人の姿となっている
額に薄く浮かぶ汗が見て取れる
『…ッァ―誰か…』
そう言って手がもがくように空中を彷徨う
何かを掴もうとして…
パシッ
その手を雫は自分の手で掴み、握り締めた
「大丈夫、もう一人じゃない。独りじゃないから…」
うっすらと月の瞼が開き、雫を捉えた
その手を引っ張り、腕の中におさめた月
『有難う…もう少しこのまま…――』
「大丈夫だよ、傍に居る…ごめんな。離れていて、恐かったな」
そう言いながら背中をさすった
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