第十一弾
夢小説設定
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そして自らの皮膚を切り、血を握った
数秒後、その血は固まり結晶のようなモノへと変わった
それをチェーンに通し、月の首につけた
淡々と行われる行為に何も言えず、何も聞くことが出来なかった
「月、それは俺の血で出来た結晶だ。何をしても壊れることが無いモノだ…そしてそれをあげたのは月が初めてだ。だから、俺にとって月は大切な存在という証だと思って受け取ってほしい…」
『有難うございます』
そう言って、結晶を握り静かに涙を流した月
そんな月を抱き締めた雫
その表情は笑顔に満ち溢れている
「泣くほど嬉しかったのかよ?」
『はい。とても』
「それは良かった。もう疲れただろう?眠れ…補足で一つ。その結晶は月に力を貸してくれる。もし、その色が桃色になったら言えよ」
『はい、わかりました。雫様、お休みなさい』
「あぁ、お休み」
豹の姿になり、瞼を閉じ眠った月を見て微笑み抱えてトレーニングルームを後にした
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