それは先刻雫が雲雀にしたのとは意味が全く違う意味を持つものだが…












『私が雫様に忠誠の証として…』












｢有難う。無礼なんかじゃねェよ｣












『そう言っていただけると嬉しいです』












｢馬鹿だな、月は。お前が忠誠を誓うなら、俺は月に殺しをさせないと誓うよ｣












そう言うと、月の額にキスをした












無論主従関係だと月自身は思っているのに、こんなことをされて驚いたのは言うまでもない












『あ、主///？』












｢ん？どうした｣












『何故このようなことを…私と主は対等の立場には居ません。雫様は私の主…私のようなモノにこのようなことをしてはいけません。私は主の、武器、なのですから』












｢例え武器だとしても、俺は月を武器だとは思わないし扱うつもりもない。こうやって喋っているし、何より俺に忠誠を誓ってくれた奴をそんな扱い出来ない。対等の立場が無いと月が言うなら対等の立場だと思わせるモノをお前にやる。だから、そんなに畏まるな｣












『ですが、私h｢月｣』












そう言うと黙ってしまった月に…












雫は立ち上がった














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