第十弾
夢小説設定
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もう雫は周りが見えていない
ただリングを握っているだけ
後ろから抱き締められた雫は顔をあげた
「勝手に行かないでくれる?」
「あ、恭弥。ちょっと考え事…どうも頭が働かない」
ふぅ、と息を吐き体重を雲雀に預けた
「恭弥、俺はどうしてこんなに弱いのかな」
今にも涙が零れそうだ
「隼人も武も護れなかった…あんなにさ、傷だらけで。」
ポタッと涙が落ちた
「雫はどうして自分を責めるの?その場に居なかったんだからそれは仕方ないんじゃないの?これから護れば良いでしょ。あんまり自分を責めないでよ」
「ん…そうだね。有難う」
「雫は弱くて良いんだよ。でないと僕が居る意味、無くなるからね‥」
「フフッ、恭弥有難う」
肩の辺りを抱き締めている雲雀の腕に触れた
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