第十弾
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
視界が涙で歪み始めた
ギュッと抱き締められ、顔をあげた
「馬鹿だね。嫌いになるわけないよ」
零れ落ちそうになった涙を拭ってくれた雲雀
「怒ってはいるけどね、嫌いになんてなれるわけないでしょ。雫が好きなんだからね」
「piacere」
イタリア語で好きという意味だ
「Mi piaci.」
あなたが好きです、と言った雫
唇から感じる人の微かな温度
「笑ってごめん」
「怒ってごめんね…」
それだけ言って、手を繋ぎ歩き出した
「お腹空いた」
「雫が作って」
「嫌々、俺は遠慮しとくよ」
「雫、ハンバーグ食べたいな…作ってくれるよね?」
「恭弥可愛いから作る!!」
「可愛いのは誰だろうね…本当に困るよ」
溜息を吐きつつも雫を愛おしそうに見た
.