第八弾
夢小説設定
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それにクフフと特徴的な笑い方をしている
「一瞬でした…本当に素速すぎて見えませんでした。ナイフについた血を見て現実に引き戻されましたよ…あなたはナイフの血を払い僕と向き合ったんです。撃たれた肩に触れ、傷を治してくれました。その時、僕が名前を聞きました。本名を教えてくれたんです」
「頭、痛い…」
「聞くのやめますか?」
抱き締めながら、遠慮がちに聞いてくる
「聞く…ッ。イタ」
「本当に大丈夫ですか?」
頷き、痛みに耐えた
「昔みたいに笑って下さい」
その骸の言葉を聞き、とうとう悲鳴をあげた
自らを責めて閉ざしてしまった記憶の蓋は開かれた
涙が流れているのがわかる
「…骸、忘れてて、ごめんね?思い、出したよ。」
「はい…良かったです」
ギュッと抱き締めてくれる
「思い出してくれて有難うございます」
「私は聞けて良かったよ…だから思い出せた」
涙を流しながら骸にしがみついている
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