第五弾
夢小説設定
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無言のまま歩き続けている
「恭弥は何も言わないんだな」
「言わないよ」
「リング争奪戦の事も…恐らく性別もバレるんだよ。この<大地のリング>の話をする時に…」
雲雀の足は動きを止めた
「…恭弥、どした?」
「何でも、ないよ…行こう」
雲雀の手をクンッと引いた
「深入りして、後悔しないでね?抜け出せなくなるよ…」
震える両手で雲雀の手を包んでいる
その手を雲雀は上から包んだ
「僕と一緒に居て傷付くのは雫の方なんだよ」
「そんな事無い。恭弥と居るとホッとする。群れるのが嫌いというより、傷付けるのが嫌だからじゃないの?恭弥は優しいから。一人にさせないよ…俺が生きてる限りずっと傍に居るッ!?」
いきなり雲雀に抱き締められたのだ
「傷付くのは君なんだよ」
「恭弥の場合は違うよ。言った後、後悔する人だから…だから、俺の前では素直になって。溜め込まないで良いから。」
雲雀の背中に腕を回した
「絶対に一人にさせない…素直になれない所を含めて雲雀恭弥なんだから」
「君と逢えて良かったよ…」
「それは俺も同じ…」
人の視線を気にせず雫は雲雀の頬に軽くキスをした
「着いてきて…」
そう言われ、電車とバスを乗り継ぎ花を買った
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