第五弾
夢小説設定
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空を仰ぎ優しい笑顔を向けた
「貴方に会えて良かった」
“俺もだよ”
そう聞こえた気がした
雫はまだ寝ているであろう雲雀に近寄った
「いつかきちんと話すよ…私の過去を。もう少し時間を下さい」
「話せる時になったらで良いよ」
「起きて…たの」
「まぁね。君が誰かと話していたからね」
目を逸らした
「相手の声もうっすら聞こえた…<雫>って優の事なの?」
体が大きく跳ねた
「…良いよ。まだ何も言わなくて。無理には聞かないよ」
頭上に手を置かれ撫でられた
「名前は言えるから…聞いて。恭弥には聞いて欲しいの…俺は如月優っていう名前じゃない。本名は黒蝶雫…人前では本名で呼ばないで。二人の時は良いから…この名前をマフィアに知られたら沢山の人が犠牲になる。そして俺も死ぬかも知れない。」
「うん。分かったよ。雫」
そう言って抱き締められた雫
「だからそんな顔しないでよ」
そう言われ始めて気づいた
瞳は揺れ、顔は悲しみで満ちている
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