今は少し穏やかな顔をしている












優の様子がおかしい












肩で息をしている













汗を流している













瞼を力強く閉じ意識を保っている












｢っぁ～！｣













雲雀が起きた時、一番最初に見たい












その気持ちだけで我慢している












意識はゆっくり闇に呑まれ優の体は雲雀と隣合わせに倒れた












五月蠅くて重い瞼を開けた












入口の方に黒曜中のマフィアを追放された三人が首に鎖をつけられ引きずられていった。












優は手に重心を掛け立ち上がった












バッと横に眠っている雲雀の頬に触れキスを落とした











(完璧に終わりを迎えたな)












そこに医療班が到着した












｢俺、別に怪我とか無いんですけど着いていくんで｣











雲雀の体はベッドに乗せられた












車に運ばれ、雲雀のベッドの隣に座った












(早く病院に着かないか…)












少し経つと車が止まり、ベッドがおろされた

















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