第四弾
夢小説設定
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優は戦いを見る様子は無い
雲雀ばかり見ている
少しでも変化がある事を祈りつつ
瞬きを惜しむくらい見ている
時々ピクリと反応している
それを見る度目を覚ますのでは無いかと…
(早く病院に連れて行かないと…骨を何本も折られてたら危ない。内臓に刺さったら…死ぬ。肩もきっと骨が折れてる。肩の骨を少しでも痛みを和らげるには………やるしかないな)
爪で掌に円を書き、その中に星を作った
左手と右手をパンッと勢い良くくっつけ、呟いた
その呟きは誰にも聞こえない
上から風が巻き起こりそれが優を包んだ
その風は収まらないまま風の中心で優は雲雀の肩に触れた
それが終わると風は無かったかのように消えた
(少しは良くなった…かな?)
風のせいで乱れた雲雀の髪を直し、横に体育座りで座った
膝に顔をつけ医療班が来るのを待った
戦いの音など気にしなかった
気になるのは隣で横になっている雲雀の事だけだ
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