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背中をゆっくりあやすように撫でた
「何で、何で俺なんだよッ!!俺ばっかり…俺は普通が良いんだよ。普通に女の人と恋愛がしたいんだよ…何で邪魔、ばっかり…―もう、やめてくれ…よ」
「莉兎が良いって人必ず居ますよ」
「初めてのキスは好きな人が良い…じゃないと立ち直れなくなる」
「僕は君自身の全てを護りますから。未遂のようですから丁度良いです」
「有難う」
「御飯は何か適当に作りますから、待っていて下さい」
額に軽いキスを落とし、髪を撫でた
眼鏡を外し、キッチンに立った
海老団子の中華粥、ロブスターのクリームスープ、桜海老と伊勢海老のサラダをテーブルに並べた
「食べれたらで構いません…ですが、一口は食べて下さいね。」
「あぁ…食べる」
一口ずつ確実に食べていく莉兎
「お前料理上手いな。すげー美味い」
「有難うございます」
ニコッと微笑み、そして悩んでいたことを口にした
「僕の秘密を話したいのですが、内密にしてくれますか?」
「あぁ」
「一緒に部屋に住むわけですから、この格好にも限界があるんですよね」
ガタッと立ち上がり、コンタクトケースを持って瞳から取り出した
ウィッグを外し、露になる金髪
そして蒼眼
「まぁ、宜しく?話し方も声も違うから」
「ま、舞蝶?」
「まぁ、そうだな。舞蝶の総長をやってる。通り名も舞蝶。前代未聞の強さを持ってるって噂の人間。謎は数知れずとか言って周りが騒いでる」
「…だから強いのか。納得する」
「しなくて良いから」
クスッと笑った琉生
「俺はもう寝る。今日は疲れた」
「おやすみ。琉生有難うなッ」
「あぁ。俺が部屋に居なくなることがあっても気にすんな」
手を振り、自室に入った
クローゼットの前に立ち、手を奥に伸ばした
グイッと何かを引っ張り出した
黒のダボダボの服
背中には虎と龍の刺繍
短髪の黒髪と黄色のカラーコンタクト
それを手に取り、紙袋に入れた
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