7
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
桐と莉兎は無言のまま隣に座っている
「普通に話してくれて構いませんよ?」
「「…」」
莉兎の肩を叩く黒い影
「栗ちゃーん」
莉兎が振り向くと、目の前には名前を呼んだ男の顔がある
顔を近付けてくる男に莉兎は震え出した
琉生は莉兎の口を手で覆い引き寄せた
「莉兎にそういうことするのやめてくれませんか?嫌がってるのもわからないんですか?」
「栗ちゃんは嫌がってねぇよ!俺等は相思相愛だもんな!栗ちゃん」
「違う。それに君を俺は知らない」
「栗ちゃん、どうしたんだよ!此奴に洗脳されたのか?栗ちゃん」
「分からない人ですね」
胸倉を掴み、顔を間近まで引き寄せた
「それ以上莉兎に近付いたり触れたりしてみろ。殺すぞ?」
「!!な、何でそんなこと言われないといけないんだよ!テメェは関係ないだろ!俺と栗ちゃんの問題「無理強いする奴にそんなこと言える資格があるかッ!!今直ぐ消えろ。じゃないと…な?」」
そういうと逃げて行った
「莉兎大丈夫ですか?」
「平気…じゃない、かも…」
「桐、冬樹達が奥に居ると思います。一緒に食事出来ませんけど、宜しいですか?」
「この埋め合わせ期待してるから」
琉生は手招きして耳に口を寄せた
小さい小さい声で言った
―…舞蝶の溜まり場に御招待しますよ。桐だけをね…―
桐は大きく頷いた
手を振り、震えている莉兎を支えながら食堂を出て行った
部屋に行き、ベッドに座らせた
「大丈夫ですよ?泣いて良いですから。」
そういうと震えが増し、しがみついてきた
「今まで我慢していたんですね。もう我慢しなくて良いんです」
その一言で莉兎は泣き出した
.