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勿論桐が起きるまでに終わらせた
「テスト範囲のやつ纏めといたから。このプリント全部やってやり方覚えたら完璧だな」
「マジ?ヨッシャー」
「じゃ、俺は物取りに一回部屋戻るから」
手を振り、桐の部屋のキーを片手に部屋を出た
エレベーターに乗り込み“閉”を押そうと手を伸ばすと…
猛ダッシュで何者かがエレベーター内に入ってきた
“閉”を押すとエレベーターは閉まり、肩で息をしている人物と琉生だけがいる
その人物は下を向いている為誰か判断は出来ない
「死ぬかと思った」
「これどうぞ」
そう言って真新しいペットボトルを渡した
「有難うな」
そう言ってペットボトルを受け取った男
「いえ…」
「お前さ、無防備とか言われない?」
「良く言われますね」
「それはな皆お前のこと心配してんだよ」
「フッ…」
小さく微笑んだ琉生
ポーン
「では僕はこれで…人の心配の前に自分の心配をした方が良いですよ」
首を人差し指で叩くと、男は首を手で覆った
「気をつけて下さいね」
「お、おいッ」
そう言って出て行こうとした琉生の手を乱暴に掴んだ
カシャン
「眼鏡…割れたじゃないですか」
「わ、悪い」
「平気ですよ」
そう言って笑顔を見せた
スッと手を出し、前髪をどけた男は顔を真っ赤にした
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