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夢小説設定
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視線に気付き、振り向いた
「何でしょうか?」
「嫌…さっき理事長がオタクじゃないとか叫んで眼鏡取ってたけど、素顔見せろよ」
「お断りしますよ。僕の素顔を自ら見せたのは数少ない人しかいませんから。勿論信頼している人だけですけど…あなた方はあの本条と繋がりがあります。侮辱するような人と一緒にいる人を信頼出来かねます。決して上辺だけで判断してるつもりはありません」
「上辺だけで判断してるじゃねェか」
「凪斗さんは血の気が多い方ですね。少し択人さんを見習った方が宜しいですよ」
ブチッ
「皆して択人見習え見習えって…ふざけんなよッ」
「禁句ですか…」
「ぶっ殺す」
そう言って殴りかかってきた
その拳を避け、そっと抱き締めた
「傷つけてしまったのなら謝ります。誰かと比べられるのは自分を否定されてるのと同じですからね…他人を指摘する前に凪斗自身が自分を認めてあげて下さい。少しは楽になりますから。まずは自分で自分を認めてあげて下さい。凪斗ならできますよ」
「俺に出来るのか?そんな難題」
「貴方だからこそ出来るんですよ。一歩ずつ進んで行きましょう。時間はかかりますが、必ず自分を認められるようになります。その為にも僕が支えになりますから、頼って下さいね」
「迷惑じゃないのか?」
「迷惑でしたら最初から言いませんよ」
「有難うな」
「全然構いませんよ」
ニコッと微笑み、ポンと頭を叩いた
携帯が震え始めた
「ちょっと失礼します。はい」
此処からはスペイン語です
『栗原様ですか?』
「はい、そうですけど。何か用ですか?」
『会社の支援について…』
「赤字を抱えたんですか…」
『はい』
「今回が初めてではありませんよね。会社調べさせていただきました。会社の金を横領するような人はいりません。今週いっぱいであなたの会社とは手を切らさせていただきます。さようなら」
ピッと携帯を切り、凪斗を見た
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