6
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
嗅いだことのある匂い
「真先輩、ですか…?」
「ん…」
「どうかしましたか?」
「昨日俺のために言ってくれたの嬉しかった…」
「いえ、あれは流石に僕もキレましたし」
「昨日みたいな喋り方で良いよ…素で話して」
「…言っている意味が「キスするよ?」」
ビクッと体を揺らした
「分かった。素で喋る…」
髪を掻き、溜息を吐いた
「まぁ、何でも良いけど離れて」
「ヤダ、抱き心地良いんだもんね~」
「真先輩、俺は目を見て話したいんだけど…」
「んー…分かった。離れる」
名残惜しげに離れた真…
隣同士に座り、話し出した
「秋羅…だっけ?彼奴少しは反省してた?」
「全然…名字は本条ね。名字で呼ぶこと」
「分かった…てか、くっつくなよ」
「俺のこと嫌い?」
「会って間もないのに嫌いなわけないし、真先輩みたいな性格好きだから…嫌いなワケ無いじゃん」
「なら良かった」
「クスクス…お前好きだわ~」
笑いすぎて目尻に涙が溜まっている
眼鏡をとり、涙を人差し指で拭った
真の頭の上に頭を乗せた
時々頬に触れる髪がくすぐったい
「小耳に挟んだんだけど、族の副総長やってるんだよな?それで、舞蝶を探している…」
「うん、その通りだよ。ただ、舞蝶を探して誰かに情報回すとか、裏には組がいるとかそういうのは全部噂で嘘。俺等はただ礼を言いたいだけ…だから、本当にショックだった。消えたって聞いたとき。あれは、中学のときだったかな…俺等結構調子に乗ってたら強い奴等にやられてたんだよ。そしたら、舞蝶がきて其奴等全員瞬殺」
(あの時の奴等が此奴等か…あれってまだ駆け出しの頃で、まだ弱かったんだよな~)
「笑顔でバイバイって言って消えていった。それから俺等は変わったんだよ…」
「会いたい?」
「会いたいよ…会えるものなら」
「ふーん」
「聞いただけ?他に無いの?」
「舞蝶の髪色と瞳の色って「金髪に蒼眼」」
「真は口固い方?」
「まぁ、そうなんじゃない?」
少し疑問系が気になるが…
.