4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3コール以内に出た
「深雪だけど、近々一ノ宮財閥の家に行きたいんだ…其処の息子がパーティーに無理矢理参加させられるって言ってたから、俺がなんとかするんだ。協力してくれるか?有難う。じゃぁな」
電話を切り、寝室から出た
「終わった。待たせてごめんな」
「待ってない」
「なら、良いや。元気に学校通えよ?俺明日から休むから」
「二週間後テストあるんだぞ」
「用事さっさと終わらせて、桐に勉強教えに帰るよ。心配すんな!良い点とって全校生徒見返してやろうぜ!!」
「…あ、あぁ」
「よし!何日間テストで教科数は?」
「4日間で8教科」
「楽勝だな。桐の得意教科は?」
「理科と化学だけ」
「俺が帰ってくるまで理科と化学だけやってろ」
「わかった」
「そんな弱気になるなって」
髪をクシャと撫でた
「ん?どうした」
「別に…」
「桐は自分を過小評価しすぎなんだよ。自信取り戻すぞ」
桐は俯いて琉生に抱き付いた
「意外と泣き虫だな…桐は」
そう言いながら、背中を叩いてやるのが琉生の優しさ
「大丈夫。桐なら出来るよ」
首を縦に振りながら頷く桐…
琉生は人の心音を聞いていた
(心音て良いな…人が生きてるって証。渚…)
瞼を閉じ、体を預けた
「琉生///?」
ハッと覚醒し、桐を見た
「えっと、ごめん」
「俺、部屋戻るな…またな。飯美味かった」
「有難う」
手を振り見送った
ダンボール箱を開け、中から資料などを取り出した
(ヤバいな…)
そう思いながら手を動かしていく
.