4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それに寒気が走ったのは間違いない
「では失礼しますね、先生」
ニコッと無駄に微笑みながら殺気を出して、去って行った
族に入っている人もきっと疑問を持ち始めただろう
オタクの殺気に汗を流している自分がいるのだから
屋上に行き、地に倒れ込んだ
仰向けになり空を見た
少しどんよりとしていて、今にも雨が降りそうな気配がする
「まるで今の俺みたい…」
ポツリと呟き、空を見ながら自嘲気味に笑った
「何が?」
「透…サボリか」
「あぁ。」
「自分の事話さないのは勝手だけど、疲れたら来いよ」
その言葉に透は目を見開いた
そこから静かな静寂
口を開かず、その空間を味わっているようにも思える
琉生に関しては瞼を閉じ、眠っている
透は琉生をチラッと見て、空に視線を移したりしている
ポツ
ポツ
雨が降り出した
「琉生、雨。起きろ」
返事は無く、規則正しい寝息が聞こえる
雨音は聞いてても嫌な気はしないが、目の前で人が濡れるのは…
流石の透も嫌みたいだ
琉生を抱え、階段を降りていく
「何で俺が…」
「ん…」
微かな吐息を漏らしたが起きる気配はしない
授業中という事で誰も居ない
透はそれに感謝している
今の状況を見たら誰もが勘違いをするからだ
スタスタと歩いていく
「此奴、軽いな…」
エレベーターのボタンを難なく押し、六階で止まった
部屋に入るためにカードキーを差込、中に入っていく
.