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夢小説設定
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桐が見せた最高の笑顔だろう
「また何かあったら言って下さいね」
「あぁ、有難う」
「直ぐに解決しますよ。会社関係とかなら。個人の問題にはアドバイスしかできませんから…不甲斐ないですね」
「俺は少なからず感謝してる。有難うな…所でどうやって調べたんだ?普通なら出来ない事だ」
「どうやったんでしょうね。俺の正体暴いてみてよ?まぁ、無理だよ…ロックは何重にもかけてあるし、何年かけても開かない。例えプロでも、俺のが上だから。頼んでも無駄」
「何でそんなに隠したがるんだよ。何にそんなに怯えてんだよ」
「…別に」
パソコンを閉じ、視線を逸らした
「今日この部屋使って良いから。じゃ、な」
秀に返すはずだった制服とウィッグと眼鏡、私服を掴み部屋を飛び出した
秀が居る教室に向かって歩きだした
ズカズカと廊下を歩く…
ガラッ
授業中だと云う事など無視して、中に入った
「有難うございました」
紙袋を置き、お礼を言って踵を返した
「おい、今授業中だぞ。何やってる!名前は?」
「藤堂琉生」
「お前将来ロクな奴にならないぞ!!!」
「将来?そんな話教師にされたくないですね。第一貴方に将来の何がわかりますか?何が有るか分からないというのに憶測だけでそんな話しないで下さい。凄く不愉快です」
ギロッと睨んだ
眼鏡越しだが、良く分かる
「その態度は何だ!!!!教師に向かって」
「今度は職務乱用ですか?その教師の職とってあげましょうか?」
「何を!?」
冷たい笑顔を貼り付けながら教師を見た
「貴方に将来を語る資格なんてありませんよ!!!」
少し怒気が混ざった声音で言った
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