3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
歩きながら、ずっと考え事
(1日様子を見るか)
寮に戻り、秀から借りた制服をハンガーにかけた
私服の上に特攻服を羽織り、レディースの溜まり場に足を向けた
暫くすると見えてくる人の影
そこに行き、話し掛けた
「なぁ、レディースの中でNo.1って此処か?」
「そうだけど?あたし等に何か用?」
「頭誰?」
「あたし」
「じゃ、話が早い。君の下っ端が学校で自分が頭だって言う人が居る。しかも、其奴等“舞蝶”をバカにした。意味分かる?」
「“舞蝶”って全国No.1の?」
周りがざわついたのが分かる
「そう。俺、総長ね。俺の前で族を馬鹿にしたんだよ。少し手抜きすぎなんじゃねェの?レディースでトップを張るのは良いけどさ、下っ端の躾なってねェ。次、馬鹿にしたらお前等全員この世からおさらば…(妖笑)」
笑い方と言っている意味が一致しすぎて、背筋が凍りついた
「…っていう冗談は止めて」
「じょ、冗談?」
「お前等の大切な居場所だろ。んなことしねェ…ただ、居場所はとらなくても…わかるよな?下っ端の躾しっかりしとけよ。今日はそれだけ。じゃーな」
最後は笑顔で去って行った
全国No.1の殺気と上から来る圧力に息がままならなかったのは言うまでもない
深雪は寮に戻り、眠りについた
朝、目を覚ますと涙を流している深雪
「渚…必ず決着つけるよ」
この言葉の意味が判るのはまだまだ先
頬を叩き、顔を洗った
オタク姿になり、乾いた制服に腕を通す
秀から借りた制服を紙袋に入れ、部屋を出た
.