3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
スッと教室から姿を消した
するとボコボコにされた男子生徒が目に入った
駆け寄ると怯えた目で見てきた
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
「うっ…くる、な。橘と、一緒に…居るやつが」
「これ、桐がやったんですか?」
「そ、うだ、よ」
「………保健室行きましょう」
肩に腕を回し、保健室に引きずるように運んだ
保健室の扉には‘出張中。勝手に使え’という張り紙
(使えねェー)
ガラッ
「其処に座って下さい。ジッとしてて下さいね。肩の骨外れてますから治します」
「そんな…の、医者…じゃ、なきゃ…」
「力抜いて下さい。でないと痛いですよ」
素直に肩の力を抜いた
ゴキィ
「終わりました。消毒するんで、上向いて下さい」
「痛いですからね」
(眼鏡で見えにくい…)
例え伊達眼鏡でも、見えにくくなる
カシャン
眼鏡を外し、机に投げた
男は初めて琉生の顔を見た為、顔を赤くした
しかも至近距離で見たので尚更だ
「終わりましたよ。桐があなたを殴った理由は何ですか?」
「何も無い。目があったらいきなり目の前に来て殴ってきた」
(とうとう、箍が外れたか…)
「そうですか…有難うございます。僕はこれで失礼します」
眼鏡をかけ、立ち上がった
「俺の名前は、野田守。お前は?」
「藤堂琉生です。では、また」
保健室を出てまた歩き出した
.