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夢小説設定
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そんなの気にする事無く、教室に入り席についた
「「琉生大丈夫?」」
「全然平気ですよ。心配しないで下さい」
「「…分かった」」
「心配してくれて有難うございます」
(昨日は少人数しか見てなかったから気付いてないのか。その方が都合が良いか)
外を眺めていると、教室に先生が入ってきたみたいだ
「藤堂、何で制服じゃないんだ?」
「水を被ってしまったんですよ」
「何でだ?」
チラッと女を見ると震えている
「僕の不注意ですよ。気にしないで下さい」
女が一斉に振り向いた
フッと笑って女に笑顔を見せて、外に視線を投げた
1校時目の授業前の鐘が鳴った
「何で言わなか「言って欲しかったのですか?あんなに体を震わせていたのにですか?」」
「嫌、そういう訳じゃ…」
「なら良いじゃないですか。机に戻って下さい。授業が始まりますよ」
女共は戻って椅子に座った
琉生はそう言ったが授業が始まる前に教室を出て行った
双子に一言言い残して
―…俺、今日教室来ないから。5校時目になったら夏樹屋上に来いよ。6校時目になったら冬樹来いよ。それまでは来ちゃ駄目だからな…―
屋上に向かって歩いていく
キィー
バタン
無言のまま屋上の中に入り、壁にもたれかかり一校時目丸々眠った
キィーと扉が開く音がし、瞼を開けて見た
「来たな…此処座って」
無言で座った秀
「で、俺の部屋出た後何があった?」
「親から電話があって…近々パーティーが、あるから……帰って来いって。この全寮制の学校にも…勝手に決められて…入れられた。邪魔だから…って。俺に…居場所なんか……‥ねェんだ。帰りたく…ねェんだよ」
「親に会いたくない…って事か」
それに頷き、俯いている
「良いよ。会わなくて…俺が掛け合ってやるよ。本当の俺として。だから心配すんな」
「本当の俺…?」
「あぁ。いつかわかるよ…秀、俺以外誰も居ないから泣いとけ」
ギュッと抱き締めた
秀は震え、声を殺して泣いている
「秀の居場所は此処だよ」
抱き締めながら囁くように言った
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