19
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
サンキュと言い特攻服を翻しバイクに跨り手を上げ去った
溜まり場に着き、倉庫を蹴破った
「どーも。慎司を返して貰うよ」
ポケットに手を突っ込みながらそう言った
それは携帯を握っているからだ
「流石は舞蝶ですね~仲間は見捨てられないその情の深さ。」
「其奴は返せ」
下っ端に命令すると慎司は解放された瞬間ワンコールを入れた
よろよろと近付いてくる慎司を抱き締めた
「頑張ったな。後は任せろ」
「深雪…ごめん、捕まってごめん…ごめん」
掠れた声で何度となく謝る
「もう謝るな。慎司は悪くない…倉庫を出たら走れ。皆が迎えに来てくれてる。絶対に振り返るな」
「嫌だ…」
「大丈夫だから」
頬に優しくキスをした
「深雪…」
血が流れている瞼
血を舐めとり、特攻服で拭きバンソーコで止血をした
「大丈夫…心配しないで」
「俺足引っ張ってばっかだな…ごめん」
「俺はそんな風に思ってない。感謝してる。こんな俺についてきてくれて…俺の固まった心を溶かしてくれて。有難う…慎司有難う……」
優しく唇をもう一度頬に寄せた
.