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夢小説設定
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起きあがろうとするが、力を弱めることは無かった
離さないように
「ごめん。ごめん」
「志紀?」
「琉生ごめん。俺、殴ろうとした…」
「大丈夫だから、気にすんな」
「優しすぎ」
琉生は訳が分からないと言った状態だ
「普通じゃねェ?」
それに首を振った
「琉生みたいな奴居なかった」
志紀の上から退き、横に寝転んだ
「志紀、毎日見るのか?」
「八割は」
「そうか…解放されたのに辛いよな。過去と向き合えるなら忘れる必要は無い。向き合えないなら過去に蓋をしろ。どっちでも良い…ただ、過去と向き合うなんて相当力量が無いと苦しむ。毎日が悪夢だから…日常さえもな。」
失笑した琉生を志紀は見た
「志紀が向き合うって言うんなら俺はそれを支える。志紀、いい加減自分を赦してやれ…」
志紀を抱き締めた
「志紀は悪くない…何も悪くないんだから。もう充分だ」
「琉生…~」
名前を口にしてまた泣き始めた
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