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夢小説設定
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ボロボロと涙が流れている
「ごめ…なさい。良い子…になる、から」
「志紀、もう良い」
「…殴らないで、何で…殴るの?やめて…」
「もう良いからな…」
そっとベッドに乗り、志紀を抱き寄せた
志紀の体は冷え切っている
髪を撫で、志紀が目を覚ますのを待つ
志紀の瞼が開く
焦点が定まっていない
「志紀、大丈夫?」
そう言い終わった瞬間志紀の拳が飛んできた
それを直ぐに交わし、志紀をベッドに倒した
「志紀?」
優しく耳元で問い掛ける
「殴らないから怯えなくて良い。大丈夫だから。もう良いから…苦しまないで良い」
手を伸ばし、頬を優しく撫でた
「もう良いんだ。我慢したな…沢山沢山我慢したな。だからもう良いんだよ。自分を赦してやれ」
ガタガタと震え出す志紀
涙は溢れるだけで止まることを知らない
「我慢した期間が長すぎたな…辛いことも吐き出さないで良くもったな。」
バッと抱き付いて来た志紀にバランスを崩し、志紀の胸に倒れ込んだ
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