17
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
卓はそれを掴み、琉生を見た
「気にすんな。使え」
「…」
「何があって俺を嫌ってるのかは全く分からない。どうして震えていたのかも、涙を堪えていたのかも俺には分からない。昔から抱えている闇を一人で背負うのが耐えられなくなったら俺に電話しろ、名前呼べ。すっ飛んで行ってやるよ」
「あり…がと」
それに笑顔で返した
赤外線で番号を送りその日は別れた
後夜祭も終わりいつも通り過ごして数日
それは突然来た
「もしもし?」
『助けて』
「場所は?」
『溜まり場』
「直ぐ行く」
携帯を切り、立ち上がる
「急用が出来ました。帰ります。構いませんよね、先生」
「あぁ///」
琉生は荷物を纏め、窓から飛び降りた
それに皆が見惚れていた
琉生はただ走り続けた
倉庫を開けると冷たい眼差しをした卓
その前に立つ一人の女性
.