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夢小説設定
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それを聞き流している
「皆泊まってけば良いだろ!!本当に五月蝿い」
荷物の中からパソコンを取り出し繋げた
中にはまだ何もやってない書類がある
「最悪」
髪を掻き紙に目を通した
携帯を取り出し、電話を掛け始めた
此処からはフランス語です
「栗原です。遅れてすみません。忙しかったので…今資料を見たのですが、本当にあなたは店をやっていく気があるんですか?このような状態で私は支援する気にはなりませんよ。シェフの人が4人しかいなくて、まだ修行の身…もう一度良く考え直して下さい。誠意も感じられない人と話す気も援助する気もありません。さようなら」
電話を切り、資料の下に却下と書き目を押さえた
(何なんだよ…この男。逆ギレしてんじゃねェよ)
机を叩き、息を吐いた
周りは少なからず驚いていただろう
「ハァ~…」
「「大丈夫?」」
「平気、平気」
資料を捲りながら応える琉生
「ハァ…」
電話を取り出し繋いだ
此処からはイタリア語です
「栗原です。遅れて申し訳ありません…資料を読ませていただきました。」
『それで…結果は』
「イタリアの地で違う国の食べ物を売るというのは良い考えですが、店の狭さと場所に問題があります。人が通って目に付く場所に建てなければ人は入りませんし、狭いと人が入る気がおきません。もう一度場所を考え直して下さい。では、失礼します」
『失礼します。有難うございました』
資料の下に検討ありと書き次の資料を見た
「お前って何カ国語ぐらい話せんの?」
「だいたいは…てか、お前等全員聞き取れてるだろ?」
「気付いて!?」
「でも、財閥の息女だからってそういう扱いされんの嫌だろ!だから俺は財閥のって見方はしない。一人の人間として見る」
秀は立ち上がり、部屋を出て行った
琉生はそれを追い掛けた
見失わないように走り出した
秀も走っている
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