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夢小説設定
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足元が覚束ない
「ヤバいかも…な」
屋上を出て外へと足を進める
壁に寄りかかり、熱い息を吐いた
(ヤバい…暴走したらどうしよう)
深雪はそれだけを心配している
校庭に行くと既に人だかりが出来ている
生徒会のメンバー(悪夢のメンバー)は椅子に座っている
一つ空いている椅子に琉生はゆっくり腰かけた
「やっと揃ったな。じゃ、始めるぜ。先ずはメンバー紹介」
琉生は朦朧とした意識の中名前を呼ばれ立ち上がった
「藤堂琉生。宜しく、お手柔らかに」
そう言い終わった後殺人的に可愛い笑顔を零した
無論無意識で、熱があるせいでもある
それを見た奴等の過半数が走って行った
棄権すると叫びながら
「…意味わかんない」
それだけ良い、座る
皆動きやすいように私服でいる
琉生もそうである
「秋羅、帽子貸して…欲しい」
そう隣の椅子に座っている秋羅の服の裾を引っ張りながら言った
秋羅は顔を真っ赤にし、帽子を外し琉生の頭に被せた
「わッ!!…有難う」
目深に帽子を被り、座り直す
「じゃーそろそろ始めるか。30分経ったら追いかけろよー?じゃあーな」
その瞬間白い煙幕がその場を包んだ
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