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夢小説設定
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ノックし入って行く
「久し振りだな、臣」
「!!」
驚きで固まっている様だ
「琉生…」
少し震えた口で発せられた名前
「独りにして悪かったな…」
そう言って優しく抱き締めた
「また、元に戻しちゃったな。光を映すことを拒絶する瞳に…ごめんな。何も言わないで勝手に消えて」
臣は弱々しくたどたどしい手で深雪の背中に手を回した
ゆっくりと瞳に光が戻っていく
「琉生ッ!!」
「ごめん…」
何度も抱き締めながら謝罪を繰り返す深雪
「もう良いから、謝るな…」
「臣、本当にごめんな…」
その謝罪を最後に深雪は謝るのをやめた
「臣、ただいま」
笑顔でそう言うと臣も笑顔を返してくれた
少しぎこちない優しい笑顔
「何でその姿なんだ」
「ちょっとプチッてなってバラした」
笑って話す姿が尚更怖い
「お前がバラしたって言うと人間をバラバラにしたみたいに聞こえる」
「俺はそんなことしないぜ?」
などと笑顔で交わしているが、相当のことがあったらきっとやってしまうだろう
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