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夢小説設定
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ソファーに座り、由良は理由も知らず待っていた
カツンカツンと靴の音がするが、振り返ってはいけない
そういう教育を受けたからだ
ふわっと鼻腔を擽る嗅ぎなれた匂い
「由良、ただいま。殴ってごめんな?きっと怒られただろう…探したんだろう…本当にごめん。有難う」
「今回のことは俺がいけない…本当に悪かった。俺の中でも整理をつけた。深雪と二人の時は普通に話す。これからも宜しくな、深雪」
「あぁ、宜しく。由良…で、彼奴に何言われた」
「旦那様のことですか?」
「あぁ(黒笑)」
「特に何も言われませんでしたよ」
その言葉を疑い、由良を見た
「由良が何とも思ってないなら、別に良い」
それだけ言って黒い笑顔を引っ込めた
「由良、帰って良い。また会おうな」
「あぁ、またな」
由良は立ち上がり綺麗な一礼をした
踵を返し、帰って行った
「一段落か…柾谷、春は学校でどうしてる?」
「親衛隊が出来てかなり狙われて今危ないかな?あ、でも岬君達が護ってるよ」
「そうか、安心だな」
柔らかく微笑んだ
「明日からまた此処の生徒だ。宜しくな?」
「うん。テスト満点で一位おめでとう」
「いつものことだよ」
軽く流し理事長室を出た
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