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夢小説設定
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叶は微かに頬を赤くしたが、熱と暗闇で気付かれない
「叶に相談していなかったら、間違った道を歩んでいたかもしれない。だから、俺は礼を言う。有難う…何か下に行って作ってくるから休んでろよ」
「わかり…ました」
俯きながら口にした不安気な声音
立ち上がり、扉を開き
「心配かけてごめん。本当に有難う」
首だけ振り返り満面の笑みを浮かべた
叶はベッドから出て、深雪を抱き締めた
「礼を言うのは僕の方です。どれだけ貴女の笑顔に救われたかわかりません…」
(どれだけ貴女に好きって伝えたかったかも…でも、貴女には好きな人がいる。諦めたりはしない…)
「少しこのままで…」
深雪は戸惑いながらも、背中に笑顔で手を回した
少し時が過ぎると、深雪は血相を変えて叶を突き飛ばした
そのまま後ろにバク転した
叶は驚きと悲しさに包まれている
今二人が立っていた場所には銃の弾がある
そこに立っていたら間違いなく死んでいた
「叶はそこにいて。今狙った奴誰だよ」
「俺だよ」
「!!葉。何故此処に…」
「逃げたんだ」
「だったらもう一度、倒して捕まって貰う。俺の手でお前を変えてしまった責任、そのせいで狂ってしまったお前を。救う」
それに葉も叶も目を丸くした
意味合いが違うけれど
「葉、覚悟は出来てるよな?」
「あの日からとっくにな」
そう言ってお互いに黒い笑みを浮かべあった
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