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夢小説設定
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それを見て、ゆっくり立ち上がる
部屋を出て、タオルを用意して戻った
ひんやりと冷たいタオルを額に乗せた
叶の手を握り、深雪は微笑んだ
「いつも頼っていたんだ。これくらいのことはさせてもらう。まだまだ足りないけど…足りなすぎるな」
自嘲気味に笑った
「ゆっくり寝ろよ?傍に居るからな」
ふわりと笑みを零し、部屋を暗くした
瞬きを繰り返しながら、叶を観察する
暗闇に目が慣れ、叶が見える
時々苦しげに眉を顰める
「そんなに苦しまなくて良い。もう楽になれ」
そう言って頬を優しく撫でた
ゆっくり元に戻る
そして静かに瞼が開いた
さまようように瞳が動き、一点を見て止まった
その視線の先には深雪
「良かった…居た」
「誓ったんだ。居るに決まってる…今日は報告があって来たんだ」
「聞くよ」
体を動かす叶
「そのままで良い。葉達を…羽千田組を潰した」
「お疲れ様。」
優しく微笑む叶に微笑み返した
「叶のお陰だよ。有難う」
「僕は何もしていないよ」
深雪はそれに静かに笑った
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