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夢小説設定
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バーの裏口から入り、気配を探す
(叶一人か…にしても随分不安定な気配)
前に進んでいく
「よっ!!久し振り」
肩をポンと叩くと、グラッと叶の体が横に傾く
「ッ!!叶!?」
直ぐに支えた
真っ赤な顔で荒い息を繰り返している
手を額にやると…
「熱ッ!!叶、立てるか?」
それに苦しげに頷いた
closeにし、鍵をかけ電気を消した
支えつつ、階段を上る
「叶、大丈夫かよ?」
一段一段落ちないように上がる
部屋の扉を開け、倒れそうになる叶を何とか支えた
「ほら、横になって」
ベッドに寝かせた
「タオルとか持ってくるから、薬と体温計に…何か作ってくるから。大人しく待ってな」
背を向けた瞬間、手首を掴まれ引っ張られた
「行かないで…くれ」
「叶??」
「頼むから…此処に居てくれ」
「…少しの間、此処に居る。だから寝てろ」
額に手を乗せ、頬を撫でた
「38度は軽くあるだろうな。辛くないか?」
「平気だ…いつも、一人だったから。今は貴女が居る」
目を細めゆっくりと微笑んだ
「だったら尚更傍に居る。だから寝ろ…必ず起きた時も居ると誓う」
瞼の上に手を置いた
「おやすみ、叶」
暫くすると眠りに就いた
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