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夢小説設定
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深雪はそれすら気にせず走った
探知機が反応をやめた
(危ないな…)
カツカツと道を歩く
「ウァッ!!皆…行け」
(血の臭い)
そこに向かう深雪
腕を押さえつけられ、鉄パイプで殴られている
パシッ
「やりすぎじゃねェの?」
そう言い終わった瞬間殴った深雪
「さっさと総長連れて帰れよ?じゃないと殺す」
その言葉に煽られ帰って行った
膝を着き鉄パイプに殴られていた腕に触れた
「ッ!」
「悪い…複雑骨折だな。病院行くぞ」
「誰だ…お前」
「舞蝶…。」
「お前が舞蝶…」
「あぁ。行くぞ」
折れていない腕を肩に回した
「良い…これぐらい。離せ」
「仲間が行ってくれと訴えているのに断るのか?俺ではなく仲間と行け。お前の名前は?」
「…潤」
小さく呟くように口にした
「潤、今日の出会いは無駄にはならない。だが、この出会いは内密にな」
そう言って、仲間に潤を預けコートを翻した
「またいつか会える日まで」
通る声で呟いた
陸の族を守り、自分の族を守り、仲間から逃げて仕事をこなす深雪の体は限界を超えているだろう
精神的にも
睡眠時間は殆ど無いに等しい
「眠いな…」
ポツリと零した言葉
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