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夢小説設定
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重い瞼をのろのろと開ける
「病院行って点滴してもらわないとぶっ倒れるな」
自嘲気味に笑い、身支度をする
携帯を取り出し、由良を学園付近に来るように言った
由良が来るまで仕事をこなす
バタンとパソコンを閉じ、校門に向かった
門は開いていないので、飛び越えた
黒塗りの車に乗り込み、服・髪・瞳を変えた
「病院行きますね」
「流石由良だね。そんなに疲れた顔してるかな」
「何年一緒に居ると思ってるんですか?それぐらいの変化気付きます」
「侮れないな~。てか、敬語使うな」
「……………あぁ」
「その間は何だよ」
「別に」
「…ま、良いや」
そう言って口を閉ざした
「あまり強制したくない…本当に俺を信じられたら敬語を抜いてくれ。それを待つから」
キキィーッ
車が勢い良く止まり、後ろに由良が乗り込んできた
「ゆ、…由良?」
「…ざけんなよッ!信じられたら敬語を抜く?俺はお前の優しさに触れてとっくに心を許してる!でもな…」
頬に優しくゆっくり触れてきた
「俺は雇われの身だ。敬語を抜くわけにはいかないだろ?俺は深雪専用執事であり運転手だ。これが俺と深雪の壁だ。あまり混乱を招く言葉を言わないでくれ」
「混乱…?俺の存在はお前を混乱させる存在なのか?…ふっ、ハハハッ。私は相変わらず人を傷付け混乱をうむ存在か…」
「違ぇ!」
「由良…悪い。サヨナラ」
儚い笑みを浮かべ由良を気絶させた
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