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夢小説設定
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その笑みが気になる一同
「学園祭までかな、俺のあの格好は。って思っただけ」
パチンとウィッグをつけて歩き出した
「仕事無いなら帰るけど、どうなの?」
「あることはあるけど、琉生はもう戻って休んでてよ」
真の言葉が異様に響く
「俺のこと心配してくれてんの?真は優しいな、優しすぎるよ…」
慈愛に満ちた瞳で真を見返す
「真、有難う。仕事はするよ、あんなの仕事に入らないぐらい楽だから…先に行ってる」
バタンと扉が閉まった
「何で、琉生は無理すんだよ」
悲痛な声を漏らす真を後ろからそっと見つめる秋羅達
(真、時々本当にその優しさ辛く感じる時があるんだよ…何でかな?)
「ハァー駄目だー終わったし帰ろう」
生徒会室を出て行った
(仕事…しないとな。夏樹と冬樹の親に会わないと)
「もしもし、栗原ですけど明日お時間ありますか?」
『お昼から二時間ぐらいなら時間を空けます…ではお待ちしております』
「有難うございます。明日のお昼に伺います」
ピッと電話を切り、更に歩く
部屋に入り、大量の仕事を済ませていく
「肩痛い…」
そう呟きつつ、手を動かす
その瞳は真剣そのもの
その姿は真摯だ
「疲れたー寝よ」
ベッドに入り眠りについた
その姿は疲れが見て取れるぐらい衰弱しきっていた
どれだけ無理をしたのか
無理をしてきたのか
それは本人でもわからない
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