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夢小説設定
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キーをエレベーターの下の部分にスライドさせた
そしてエレベーターが向かった場所は屋上
校内とは違い、屋上の入口の扉も厚くキーと指紋認証がないと入れない
琉生は横になった
(どうやって帰ろうかな)
太陽の日差しを浴びて、瞼を閉じた
振動し出す携帯を耳に当てた
「はい」
『今何処』
「寮の屋上」
『動かないでよ』
「そんな元気無い」
『だと良いけど』
携帯越しでも聞こえる足音
「来てくれてんの?」
『あぁ。もう着く、』
「じゃ、後でな」
携帯はそこで切れた
重たい扉がゆっくり開いた
「わざわざ有難うな。真」
「下の階を血眼で探してるよ」
「相手するのダルい」
仰向けになってる琉生の横に腰を降ろした
琉生の顔に影が出来るくらい近付く
「ん?真、何」
唇が重なった
ゆるゆると瞼をおろす
唇から微かな暖かさ
そしてゆっくり離れていく
「無防備だと危ないよ。かなり前にも言ったよね」
「言われた気もしなくもない」
「言ったよ」
「はいはい」
そう言って体を起こした
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