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夢小説設定
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莉兎は腕に力を入れた
離れたくないという気持ちで
「今な生徒会の仕事を手伝ってるんだよ。で、中途半端なわけ…だから生徒会室に戻んないといけないんだ。」
「…」
スッと顔を上げると視線が絡んだ
莉兎は琉生の唇に優しく口づけた
リップ音をつけて離れた
「待ってるから、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ニコッと微笑み、部屋を出た
その瞬間放送がかかった
〔生徒会に一人仲間が増える。藤堂琉生だ。虐めたり、陰口言ったら生徒会役員を馬鹿にしたと見なし、学校から追放する。以上だ〕
ブチッという音がし、放送が終わった
琉生の体はぷるぷると震えている
「あの野郎――!!勝手なことしやがって、ぶっ殺す!!」
そう言って風のように去って行った
バンッと勢い良く生徒会室の扉が開く
「秋羅~何勝手なことしてんだよ?あ゛?殺す」
琉生は殺気を露わにし、秋羅を睨む
秋羅の体はブルッと震えた
「仕事は出来るし、頭は良いし、的確な判断とか出来るしさ。お前が居れば生徒会を任せられるし」
秋羅は声を絞り出すように言った
「何で許可無く勝手にやった?」
「聞いたら反対するだろ」
「当たり前だ」
「だから言わなかった。普通の考えだろ」
「あ゛ぁ゛ーもう」
髪を掻いた
「俺の仕事が増える一方だ。御前等覚えてろよ」
その言葉に背中に汗が伝った
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