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夢小説設定
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椅子に座って問題を解き始める
それから10分後、琉生は立ち上がりクリップで紙を纏めた
ドサッとした音が響く
「もう終わったのか?」
「あぁ、難しく無かったし。じゃ、生徒会の仕事のやり方教えてくれ」
「パソコン使って、計算して合計額があってるかを確かめてから種類別に分けて計算して下さい。誤りがあったら、調整して計算が合うかもう一度計算して下さい。先に言いますが、先月までのものを全てやるので覚悟してやって下さい。では、宜しくお願いします」
「上等。その紙全部よこせ。手際良く終わらしてやるさ」
分厚い紙とファイル、そして白紙の紙を数枚とペンを持ってパソコンの前に座る
(こんなの余裕だっての。仕事でやってんだからさ…俺をナメんなよ)
カタカタとパソコンのキーボードが打つ音
スッと一度目を通し、パソコンの画面を睨む
一つの分厚いファイルを閉じた音が静かな部屋に木霊する
どれだけの時間が過ぎただろう
琉生は音も立てず立ち上がり、紅茶を作りに向かう
数の分だけ作り、机の上に置いていく
「どうぞ」
「あ、サンキュー」
そう言って一口飲んだ
「お前何処までやったんだ?」
「俺?気分を害したら悪いが…全部終わった」
「「「「「「は?」」」」」」
皆の声が重なった
「終わったのか?」
「あぁ」
それに更に固まる一同
「あの量をか?あの短時間で全部?」
「あ、あぁ」
ズイッと詰め寄ってくる皆を見て少し怖いと感じた
「皆、怖いから戻ってくれ」
「悪い」
口々に謝罪を言い一歩下がった
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