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夢小説設定
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深雪は短く息を吐き、手を繋いだ
そして道を進んでいく
「此処だな。行くぞ」
春が通っている学校の校門を通り進んでいく
ある教室の前に行き、扉を開けた
春だけの姿がうつるように仕向けて
「春くーん?随分遅かったね?頼んだものは?」
「…」
「テメェ、買ってきてねェのかよ」
ズカズカと寄ってくる男を見て、深雪は春の前に出た
「俺の仲間に手出してんのはお前か?」
「仲間?こんな奴が仲間で可哀相だな」
「そうですね」
その冷めた声音に春は肩を揺らし深雪を見た
「可哀相なのは、テメェ等だよ。対した仲間も居なく、こんな場でしか頭になれないお前等が可哀相だな…にしても、大勢で春を苛めるなんて良く出来たな?俺の仲間が世話になったよ。きっちり俺がお返ししてやるよ」
そう言って顔を上に上げた
「名前ぐらい聞いたことあるだろ?全国No.1の舞蝶の総長だよ(笑)春は俺の仲間。此処まで言えばその頭でも分かるだろ」
そう言って不適に笑う
「ッ!!」
「流石に分かったみたいだな?俺の仲間に手出した時点で終わってんだよ」
殺気を少し、本当に極僅かを出しただけで腰を抜かした一同
「春に手出したらどうなるか分かってんだろうな?春、此処止めて俺と同じ学校行くか?まぁ、親衛隊とやらに囲まれるぜ。春の容姿ならな」
「え?総長?迷惑になるから良いです!」
「迷惑じゃねェよ?さ、行こうぜ。此奴等倒してからな」
ニヒルな笑みを浮かべ、歩いていく
「ひっ!」
「総長、良いです!そんな奴等殴る価値ありません」
「クスッ、春も言うようになったなー」
よしよしと頭を撫でてやると春は笑った
「じゃ、退学届出しに行くぜ」
手を差し出してやると、春は返事をして手を重ねた
共に踵を返し、校長室に向かう
「…つーわけで春辞めるから」
特に説明をせず、それだけ言って学校を後にした
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