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夢小説設定
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今、黒川学園の前に一人のオタクが立っている
「行くか」
そう言って重い足取りで中に入っていく
校長室を目指し歩いていく
やたらと広い校舎を迷わず歩くのは深雪がハッキン…調べたからだ
校長室の扉に手を掛け、開けた瞬間
「深雪ちゃーん!!会いたかったよ」
「俺は会いたくなかった」
「中入って」
扉を閉め、ソファーに座る
「で、何で俺をこんな恰好させて此処に?」
第一ボタンを開け、ネクタイを緩め、コンタクトとウィッグをとりながら言う
今の深雪の姿は黒の髪で(前髪は長い)黒目の黒縁眼鏡、着崩し一切無し
そんな姿だ
「その姿の方がバレにくいでしょ」
「俺にとっては都合が良いけど」
「実は此処って族とか不良の集まりなんだよ。『舞蝶』と『天龍』が“舞蝶”を探してる。深雪ちゃん御免ね~」
「まさか」
ひきつりながら聞く姿に内心笑っている
「そのメンバーが此処に居る」
「柾谷…殺して良い?」
「深雪ちゃんなら大丈夫だよ」
「…分かった」
俯きながら柾谷に向けて言った精一杯の言葉だった
「怖がらなくても大丈夫だよ」
「ん…有難う」
「じゃ、担任紹介するから」
深雪は急いでボタンを閉め、ネクタイをあげウィッグなどをつけた
「佐野先生どうぞ」
扉を開け、入ってきたのは青年で細い先生
「佐野先生は知ってるから大丈夫だよ。味方が少しでも多い方が良いでしょ」
「柾谷、有難うな」
オタク姿だけど、笑顔に赤くする二人
「変装前の姿見せて貰っても良いか?」
「構いませんよ」
眼鏡を外し、ウィッグを外せば…
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