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夢小説設定
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ベッドに入るなり眠った
まるで死んだように眠っている
「もう…俺は。」
一枚の封筒と共に理事長室に向かう
「柾谷」
「そんな顔してどうしたの?」
「ごめん…有難う」
スッと封筒を出した
それを受け取り、目を見開いた
「深雪、どういう…!?」
もう目の前には居なかった
「駄目だ。そんなことさせないから」
放送の為のマイクを出し、話し出した
それを聞き、ゆっくり瞼を閉じ片手に荷物を持ち寮を出た
校門を通ろうとするが、進めない
進むことが出来ない
強く抱き締められていて動けない
その人物の首筋には汗が流れ、肩で息をしている
後ろからも抱き締められている
それに思わず涙腺が緩む
下唇を噛み、それを追い払う
「離して下さい」
出来るだけ冷めた声と物言いをする
これ以上関わりを深くしないために
周りにはまだ居る
「離して下さい…」
「嫌だ」
(彼等は本当に俺を必要としてくれているんだ。有難う、本当に…ごめんなさい)
「もう居なくなるな」
後ろから聞こえてくる馴染みのある声
「岬…族には顔d「嘘はうんざりだ。もう行かないでくれ…頼むからもう嫌だ」」
「岬…有難う。ごめん…俺は迷惑ばかり」
「迷惑じゃない。俺等はお前が居ないと生きてる感覚がしないんだ…もう居なくなるなよ~」
首に雫が落ちる
「岬…泣くなよ。」
「此処に居て、居なくなら無いなら泣き止む…」
「「僕等置いて行かないでよ」」
双子も泣いている
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