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夢小説設定
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そこに汗を少し掻いた医師達がやってきた
「青の服を着た人達だけ運んでくれ、必ず救え。じゃないと、職を無くす。脅しじゃない。本当に実行する。さっさと運べ」
顔を青ざめながら、運んで行く
「御前等も一緒に来るか?」
真が真っ先に頷いた
次々と救急車に乗り込む
何台もの救急車が動き出す
陸の手をそっと力強く握った
「もう誰も失いたくない」
涙をこぼしながら
「絶対に…やっぱり俺が消えるしか無いのかな」
「何言ってんだ?お前が消えたら周りが悲しむだろ」
秋羅の静かな怒鳴り声に体を揺らした
「でも、もう誰も傷ついて欲しくない。失いたくない」
「だったら、俺等も力をかすよ」
真の優しい静かな声に心が落ち着いた
「それじゃキリが無いんだよ…もう潮時なのかもな。隠し通すのも」
悲しい表情が浮かんだ
下を向き始める深雪の顎に手を添え、上を向かせた
「裏の俺も力を貸す。もう跡取りとして決まった。困ってるなら全員を動かして潰す」
目が合った
その瞬間、全てを忘れ真に抱き付いた
「もう無理なんだよ……全部。全部。俺が居るから、俺が居るからこうなる。」
涙を流した
そんな深雪の背中を撫で続ける
力強く抱き締めながら
「…ッ。もう嫌」
救急車が止まり、次々と運ばれていく
「降りない…と」
真の腕の中から抜け出そうとしたが離してはくれない
直後、体が浮いた感覚になり、見ると姫抱きをされている
「降ろしt「ダメ」」
カツカツと進んでいく
「本当に嫌なら力一杯抵抗して」
真の頭を引き寄せ、耳元で喋った
「馬鹿。そんなに嫌じゃねェよ?真にこうされること…力一杯抵抗なんかしない」
そう言われた真は嬉しさのあまり、顔を赤くした