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夢小説設定
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鉄パイプを掴んだ音が響く
択人の頭を引き、自分の首に押し当てた
「なぁ、俺を倒せると思ったわけ?」
鉄パイプを必死に引くが、深雪の手はビクともしない
しまいには手を離し、後ずさりしていく
「俺は殺せないぜ…誰にもな」
鉄パイプを投げ捨てる
誰1人として何も言わない
「さっさと潰せ…じゃないと俺が制裁を下す」
そう低い、今にも凍り付きそうな声で言った
択人の髪を撫でながら…
「あぁ、直ぐに済ませてやるよ」
秋羅が得意気にそう言いまた始まった
それを横目に、択人を見た
瞳を元の穏やかな金に戻し、名前を呼んだ
「択人」
ゆっくり顔が上がる
優しく微笑んだ深雪
「琉生」
「どうした?」
優しく訪ねる深雪
首を横に振る択人
「舞蝶、終わったぜ。」
「はいはい、お疲れ様。随分時間掛かったな」
「は?」
「さて、仕上げだな」
立ち上がって総長の元へ行き、起こした
「良いか?此処に居る奴等にも伝えろ。もう二度とこの世界に来るな。もし見かけたら、全て叩き潰す。」
胸倉を掴んでいた手を離し、踵を返した
「帰るぞ」
悪夢とともに倉庫を後にした
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