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深雪はそれを見下ろし、踵を返した
そんなのを見た奴等は動きを止めた
下に落ちている鉄パイプに足裏をスライドさせ、反動を利用し足の甲にのせた
そのまま上に蹴り上げ、手でキャッチした
「鉄パイプね…こんなものが無いと勝てないか。族の評価が下がったりするのはお前等みたいな奴等がいるせいだ」
鉄パイプを投げ捨てる
「素手で戦う奴の根性を知ってみろよ、せこい真似しやがって」
苛つきを隠せない深雪
殺気は増していく
膝をつき胸を抑えている
肩で息をし、気絶していく
悪夢のメンバーも膝をついた
「舞…蝶」
微かに耳に入った真の掠れた声
正気になり、殺気を引っ込めた
「…」
無言で悪夢の元に手を差し出した
それに手を乗せた秋羅と真
立たせた後、謝罪した
楓と凪斗にも同様のことをした
そして択人の傍に行き、そのまま抱き締めた
「ごめん」
少し震えている択人の体
それを見て感じて深雪は自分を責め立てる
「本当にごめんな」
「平気…だ」
「ごめん…」
そう言って更に強く抱き締めた
「舞蝶危ないッ」
択人が声を上げ、前に出ようとしたのを腕に力を入れ制した
そのまま体をゆっくり向け、鉄パイプを掴んだ
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