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夢小説設定
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何時の間にか日にちが経っている
琉生は仕事をしているため、日にちの感覚が無い
カレンダーを見ると
「今日からテストか…間に合うだろうか」
何日も寝てない琉生はノロノロと制服に身を包んだ
そしてオタクルックになり、部屋を出た
睡眠をとっていないので不機嫌丸出しだ
教室の中に入り、椅子に座った
(五月蠅ェな…静かにしろよ)
ただでさえ睡眠時間が無かったので、周りの声は琉生をイライラさせるだけだ
ブチッ
その瞬間、琉生は机を蹴った
周りはその音を聞いて、一瞬で静かになった
「…五月蠅ェんだよ!静かにしろよ?耳障りなんだよ、お前等の声は。俺の陰口後から言うんだったら今前に一歩出ろ。それとも、そんなこと出来なくて一生吠えてるだけか?」
挑発するような口調に、一部は一歩前に歩み出た
「朝からお前等が五月蠅いし、寝てないからか不機嫌なんだよ。だから、手加減出来ねェよ」
妖艶に微笑み、敵をみる
夏樹と冬樹は猛ダッシュで教室を出て何処かに走って行った
周りが一斉に琉生に飛びかかるが、高く跳躍し避けた
そして綺麗に着地した
勢い良く真が教室の中に入ってきた
汗だくで…
目の前には血が飛び散った教室内が見える
琉生は一撃で気を失わせると、踵を返した
その瞬間、琉生はふっと足の力が抜けた
それを真が支えた
「琉生、大丈夫?」
「あ、まこ…と。だ」
そう言って気を失った
真は琉生を姫抱きにし、教室から出た
平然とすました顔で
連れて行く場所は…
真の自室だ
扉を開けようとするが、両手が埋まっている
そのせいで、扉が開かない
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